仕事ができる人は何が違うのか
対して、仕事ができる人は、仕事の依頼をするときに3つのポイント押さえています。それは、
・相手のスケジュールを確認すること
・どんな仕事をしてほしいのか明確にすること
・どうしてその人にお願いしたいのか伝えること
です。
1つ目はそのままです。仕事の依頼をするときに、「資料作成お願いしたいんですが、業務量的にどうですか?」と確認することで、相手に無理をさせることなく、一緒に働く仲間として仕事の調整をすることができます。
2つ目は先ほどの例と似ていますが、「どんな仕事なのかを伝えること」です。たとえば、「新しいお客さんへの提案資料だから、これまでの実績を強調して資料を作ってほしい」「商品・サービスはA、B、Cの順番に並べてほしい」など、短い言葉でしっかりと狙いを共有します。そうすることで、仕事を受ける側も悩むことなく仕事に取り組むことができます。
3つ目は、「なぜその人にお願いしたいのか」です。たとえば、「資料作成がいつも丁寧だからお願いしたい」「前回作ってもらった資料が好評だったから相談したい」など、誰でもいいわけではなく、その人を選んだ理由を伝えることです。すると、お願いされた側は、仕事を受けるだけではなく、同時に自分の強みにも気がつけて、気持ちよく働くことができます。
上記をまとめると次のような会話になるでしょうか。
A:「Bさんに資料作成を手伝っていただきたいと考えてるんですが、仕事に余裕あったりしますか?」
B:「週末まででよければ大丈夫です」
A:「ありがとうございます。今回、新しいクライアントに提案予定で、うちの実績を強調した資料を10ページ程度でお願いしたいんです」
B:「なるほど」
A:「前回、〇〇産業のときにも手伝ってもらった資料がすごく好評で、今回もBさんにお願いしたい次第です」
もちろん、ここまで完璧に上手くいく会話はあまりないかもしれませんが、大事なのは相手とやり取りをしながら仕事を進めることです。
「本当に仕事ができる人」というのは、自分だけでなく、まわりの人も働きやすいように振る舞える人です。自分は優秀でも、まわりの人がストレスを感じていたらあまり意味はありません。
声かけをほんの少し変えるだけで、改善できることですので、ぜひ意識してみてください。