ニキビや虫刺されの跡、そばかすもシミの仲間

「男のシミ」には5種類ある!美容皮膚科医が教える失敗しない治療とは井関紗月                 松山まどんな病院皮膚科・美容皮膚科部長

「シミ」の5つの種類は、こちら。

1 老人性色素斑 一般的に「シミ」と呼ばれるもの。中年以降に増え、直径数㎜から数十㎜の様々な大きさがあり、左右非対称にできる。薄い茶色から段々と濃くなり、平らで肌との境界線がはっきりとしている。頬骨の高いところにできやすい。

2 雀卵斑 一般的に「そばかす」と呼ばれるもので直径2~3㎜の小さな点状に広がるシミ。三角や四角の形で、薄い褐色のものがほとんど。特に思春期に目立つようになる。主に頬や鼻を中心に散らばるようにできる。

3 炎症後色素沈着 ニキビや虫さされ、傷跡が残ったもので、赤色から黒色など色はさまざま。

4 肝斑 頬骨あたりに左右対称にできる。主に女性に多く、女性ホルモンのバランスや、スキンケアやメイクによる摩擦などが原因と言われており、境界が不明瞭で、くすんだように見える。

5 脂漏性角化症 「老人性イボ」とも呼ばれ、40代以降に現われる。皮膚の老化現象によって生じる。褐色や黒色で一見シミのようにも見えるが、シミとは違ってやや盛り上がっている。