たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出し、京大模試で偏差値84.9を獲得した篠原氏が語る「勉強法」だ。

絶対NGの勉強5選、がんばっても成績が伸びない理由Photo: Adobe Stock

絶対NGの勉強5選

 本日は、絶対に成績が伸びない最悪の勉強を5つ紹介します。

 勉強していなくて成績が上がらないのは当然ですが、勉強しているのに成績が上がらないよりはマシかもしれません。これから紹介する5つのミスをおかしているとすれば、大変危険です。ぜひチェックしてください。

①インプットのみでアウトプットしない

 勉強と言えば、机に座って授業を聞くイメージがあると思います。しかし、聞いただけで問題を解けるようになることはありません。

 何らかの「アウトプット」、すなわち、問題を解くことで、理解することができるようになります。インプットの後、かならず、アウトプットまでして、勉強の完成だと思ってください。

②暗記しない

 よく「丸暗記は効率が悪い」「暗記しても使えない知識になる」といった美辞麗句を並べ、暗記から逃げようという魂胆の勉強法を耳にします。しかし、これまで様々な試験に私自身合格し、かつ、私の生徒も合格させてきた人間として断言します。

「暗記からは逃げられない。」
「暗記すれば点になる。暗記しなければ落ちる。」

 たしかに体系的な「理解」が大事であることは間違いありません。しかし、暗記から逃げるような勉強が上手くいくことは、まずないと言っていいでしょう。

③復習しない

 そんな重要な暗記ですが、もちろん覚えることが苦手な人もたくさんいます。かく言う私こそ、暗記が嫌いで苦手な、典型的な人間です。

 私は自他共に認める「記憶力がない」人間です。だからこそ、とても苦労をしました。その結果、分かったこととして、「反復回数を増やせば、暗記はできる」ということです。

④仕入れたノウハウを実践しない

 勉強法について「なるほど、そんなやり方があったのか」と気が付いたとしても、実行しない人が非常に多いです。

 勉強法に関して、十人十色であり、いろいろなことを色々な人が言っています。ぜひ、仕入れて「やってみたい」と思った勉強法は、自分で試してみてください。試さないと、良さも、悪さも、自分に向いているか否かも、分かりません。

⑤勉強の方針がない

 逆に、仕入れた勉強法をかたっぱしから試すという人もいます。

 やってみるのはいいことなのですが、情報過多の現代において、「勉強法を仕入れすぎて、どれが正しいのか、かえって分からない」というケースも多く見受けられます。

 そこで、ある程度の取捨選択は、信用できる先生を頼ることをおすすめします。信用とは、過去の実績です。