引く手あまたの「営業職」「ITエンジニア職」が閲覧した求人企業ランキング

AIやIoT技術の活用が進み
ITエンジニアの需要の高まる

　ITエンジニア職の経験がある求職者が閲覧した求人企業の1位はアクセンチュア、2位はアマゾンジャパン、3位は日本アイ・ビー・エムという結果となった。

　業界で見てみると、SIer・ソフト開発・システム運用が12社と最も多く、前回調査よりも4社多くランクインしていた。また、前回調査では1社もランクインしなかったコンピュータ・通信機器・OA機器関連の企業がランクインするなど、前回よりもIoTに関わる企業が増加した。

　それでは注目企業のクチコミ（原文ママ）を見てみよう。

「私が従事するクライアント先ではマルッと案件を任されるため、案件管理、各種調整、設計、導入含めて自分で対応するケースがある。このため、自分のペースで進めたい人にとっては働きがいがあるかと思う」（アクセンチュア、ITエンジニア、男性）

「技術面では、データ分析技術以上にデータモデリングの技術、すなわちどんなツールを使ってどんなコードを書いてどうデータの流れを作るか、を決定できるスキルがつく。社内のデータ抽出ツールは基本的にAutomateが可能なように設計されており、それらをどう使って優れたデータフローを作れるかが鍵となる。個人的にはデータ分析力よりもデータモデリング能力の方が重要に感じた」（アマゾンジャパン、ビジネスインテリジェンスエンジニア、男性）

「グローバル企業である点。海外のメンバーと協業したい、アサイニーとして海外で働きたいなどは、手を挙げ続ければ実現しやすいように思う。その場合は話せる英語力が必要」（日本アイ・ビー・エム、システムエンジニア、男性）

　IT技術が進み、AIやIoT技術の活用が身近な存在になった今、新しい技術に対応できるIT人材は常に不足している状態といわれている。今後ますます需要の高まりが予想されるため、魅力的な募集要項を提示している企業も多いことから求人への関心が表れた結果といえそうだ。