業務効率化の促進により
SaaS
型ビジネスの検索が増えた

 下のランキングを見ると、SaaS(Software as a Service、必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウエア)型ビジネスを展開する企業が多数ランクインしていることが分かる。

 業務効率化の促進により、需要が高まる営業職経験のあるユーザーが閲覧した求人企業の1位はアマゾンジャパン、2位はアクセンチュア、3位はfreeeという結果となった。

 3位のfreeeや11位のSansanは前回調査から6位も順位を上げており、この2社を含むSaaS型ビジネスを展開するIT企業は、ランキング上位に多くランクインしている。

 それでは注目企業のクチコミ(原文ママ)を見てみよう。

「一人当たりの裁量が大きく、若い社員、中途社員でも実力があれば責任・インパクト共に大きい業務を任せてもらう事ができる。また、その成果に対する評価も納得感があると感じる」(freee、営業、男性)

「今でこそ国内屈指のSaaSだが、昔は名刺屋と間違われる程の知名度。CMから認知度が跳ね上がり、数多くの企業への導入に繋がった。当時はプロダクトも精通していなく、荒削りなコンテンツの中、ミッションの体現をすることに力を注ぎ、結果として顧客の課題解決をできた。顧客と長く寄り添える環境の為、培った名刺データベースを二次活用できるソリューション、プロダクトが増えるごとに顧客を変革させることが出来ることは貴重な経験に繋がり、セールスとしての素地を構築できる」(Sansan、営業、男性)

 働き方改革関連法の施行によって、今年の4月から中小企業も月60時間超過残業に対する割増賃金率が引き上げられることになった。企業は残業の削減や体制強化のため業務効率化を図ることが急務となり、業務効率化に関わるSaaS型ビジネスの需要が高まっていることも考えられる。

 営業職経験者は成長市場の中でこれまで培った営業スキルを生かせる企業への注目や関心の高さが表れたランキングといえそうだ。