今後の展開について、Yuga Labs CEOのニコール・ムニス氏はプレスリリースで「Bored Apes、CryptoPunks、MeebitsといったIPにより、新たな経済の形成が可能となりました。ブロックチェーンが持つ文化への影響力の大きさは無限大です。我々は人々が探索し楽しめる、美しく、かつ相互運用が可能な世界を構築しています。今後を楽しみにしていてください」と綴っている。

世界最大規模のブロックチェーンゲームギルド「Yield Guild Games」が日本参入

ブロックチェーンゲームのDAO(自律分散型組織)型コミュニティを運営するForNは3月24日、世界最大規模のブロックチェーンゲームギルドであるYGGと提携し、YGG JapanとしてYGGの日本運営を担うと発表した。

YGGは24カ国以上で10万人以上のプレーヤー、2万人以上のスカラー(ほかのプレーヤーのNFTを借りてプレイするプレーヤー)を抱えており、これまでにAndreessen HorowitzやInfinity Ventures Cryptoからの資金調達を実施。米データベースのCrunchbaseによると、同社は累計で2240万ドル(約27億円)もの資金を調達している。

サム・アルトマン氏が率いるWorldcoinが約110億円の資金調達

Y Combinaterの元プレジデント、サム・アルトマン氏が率いる暗号資産スタートアップ・Worldcoinが、独自トークンの評価額30億ドル(約3300億円)に基づき、1億ドル(約110億円)の資金調達を実施。既存投資家のAndreessen Horowitz、ならびにKhosla Venturesが出資を引き受けた。米ニュースメディアのThe Informationが3月22日に報じた。

Worldcoinではユーザーに平等かつ無料で暗号資産をエアドロップ(無料配布)するために、虹彩(眼球の色がついている部分)をスキャンするシステム「Orb」を開発。虹彩のデータを数値コードに変換し、ユーザーは虹彩のスキャンと引き換えに、仮想通貨のシェアを受け取れる。

Worldcoinでは同社の暗号資産を「インターネット経済によって推進される、より統一された公平な世界経済を目指す取り組み」と説明。目的については「公平に広く分散する暗号通貨を構築し、すべての人々に平等な経済的機会を提供し、利益をもたらすこと」としている。