──この10年でメルカリの規模も大きくなり、求める人材の要件も変わってきたと思います。そうした中でも、メルカリが“メルカリらしさ”を維持し続けられているポイントは何だと思いますか。

メルペイやメルコイン、メルカリShopsなど、ミッション・ビジョンを実現するために新しい事業に挑戦し続けていることが大きいと思います。これまでに失敗もたくさんしてきましたが、打席に立ってフルスイングし続けている。この姿勢が“メルカリらしさ”をつくっているのだと思います。

また働くメンバーたちも、今のメルカリが完成形ではなく、まだまだ改善余地がたくさんあると思っています。周りからは「成功した会社」と思われているかもしれませんが、社内は「まだまだ勝ち切れていない」と思っている。だからこそ、この10年で組織規模は大きくなりましたが、今も“メルカリらしさ”が維持し続けられていると思います。

──最後にメルカリの“次の10年”の展望を教えてください。

次の10年は「グローバルで勝ち切る」ことに挑戦していきたいです。過去にはソニーやホンダがグローバルで成功し、日本の社会に大きなインパクトを与えたように、メルカリもグローバルで成功して、社会に大きなインパクトを与えたいと思っています。グローバルレベルで社会をより良い方向に、そして個人の可能性を広げていきたいですね。