自分を過大評価するくらいがちょうどいい

 それは、自分を過大評価することです。「自分はできる」「自分は特別な存在だ」と独り言でいいので頭に擦り込むようにしてみてください。

 ほとんどの場合、メンタルに限界が来てしまう人は「自分はできないから頑張らなければいけない」「期待されているうちに無理してでも結果を出さなければいけない」と「~しなければいけない」思考に陥っています。

 これは自分を過小評価していることのあらわれで、自分で自分を追い込んでしまう考え方でもあります。

 ですから、過大評価くらいのつもりで、「自分はできる」と言い聞かせてみてください。

 どんなに些細なことでも構いません。「もう限界まで頑張った自分は本当に優秀」「これ以上の仕事は優秀な私の仕事ではない」とハッタリをかますくらいの気持ちでいいので、自分に言い聞かせましょう。

 これまで多くのビジネスパーソンやお笑い芸人を見てきましたが、謙遜の文化が強い日本では、ほとんどの人が自分を過小評価しており、非常にもったいなく感じると同時に、意識的には過大評価するくらいでちょうどいいように感じます。

 優秀な人が自分を過小評価しているがゆえに使い捨てされてしまうのは非常にもったいなく、心苦しいことですから、ぜひ頭の片隅に入れていただけると幸いです。