業界経験が長いスパークス・グループ代表取締役社長の阿部修平氏、マネックスグループ代表執行役会長の松本大氏に、経済アナリストの馬渕磨理子氏を交え、資産運用鼎談を特別開催!特集『総予測2024』の本稿では、前後編の後編として、日経平均株価が最高値を超える時期を巡る各氏の見通しや、個人投資家が活用できそうな「バフェット流」投資術の一端を明らかにした。(ダイヤモンド編集部 竹田幸平)
日経平均「最高値超え」はいつ!?
三氏の見通しと理由を大開陳
資産運用鼎談の前編『新NISA元年の日本株は「世代交代」で大波到来!?運用業界の重鎮と気鋭アナリストが大展望【資産運用鼎談・前編】』では、業界の重鎮たる阿部氏や松本氏が、日本株相場に「大波」が到来していると考える理由などを明らかにした。
後編では、日経平均株価が最高値を超える時期を巡る各氏の見通しや、上昇相場を続けてきた日本株が「バブルではない」と言える根拠を定量的な側面から分析。さらに、個別株投資に踏み出す際、個人投資家が大いに参考にできそうな、ウォーレン・バフェット流「エコノミックモート」という考え方について、独自のチャートを基にひもとく。
――89年末に付けた日経平均の最高値(3万8915円)はいつ超えると考えますか。
阿部 エニタイム(いつでも)ではないですか。