自分自身がつらい気持ちになったときにそれをSNSに吐き出したとして、多くの人が善意で受け取ってくれたら良いのですが、中にはあえてあなたを傷つけようとしてくる人もいます。

 もちろん、最近は暴言や誹謗中傷への風当たりがより強くなってはいますが、相手が意図的に傷つけようとしていなくても、傷つく発言を目の当たりにする、思いもよらないことでショックを受ける、ということもあります。

 相手に悪意がなくても傷つけられてしまうことは、SNSに限らずありますよね。

 特に、自分の気持ちが沈んでいるときは、ちょっとしたことで傷つきやすかったり、考える必要がないことを考えたりしがちです。そのため、かけられた言葉を文字どおりに捉えられない、ポジティブな発言を見ると自分と比較してむしろ落ち込んでしまう、といったことが起きます。

 もしその傾向があれば、落ち込んでいるときは極力SNSを見ず、特に自ら発信することを控えたほうが落ち込むリスクは低くなります。

 精神的に落ちている状況のときは、無理なチャレンジをして変わろうとするのではなく、負荷のかからない方法を選ぶほうが大切です。 例えばちょっとした気分転換をする、信頼できる人に話をするなど、今よりマイナスになるリスクが少ないことを実践しましょう。

 SNSはあくまで自分の心が落ち着いているときに利用するものだと考えておくと、不必要にさまざまな情報や発信にまどわされずに済みますよ。