トランプ前大統領が返り咲きとなれば、国際情勢の構図が根底から覆ることは間違いない。
また24年は、泥沼の戦争を繰り広げるロシアとウクライナをはじめ、インドや台湾など主要国・地域でも重要な選挙が立て続く「選挙イヤー」だ。露ウ戦争やガザ問題、台湾海峡問題に影響を及ぼすことは必至だ。
国内政治も大荒れが予想される。自民党派閥の政治資金パーティー券を巡る「裏金」疑惑で、岸田政権、ひいては自民党そのものがレームダック状態に陥っている。
その自民党と連立を組む公明党でも、その支持母体である創価学会の池田大作名誉会長がこの世を去った。24年に予想される衆議院議員選挙は、公明党にとって池田氏という精神的な支えを喪失した中で行われる初の選挙となる。
このほか、23年は米メジャーリーグの大谷翔平選手の巨額移籍や、阪神タイガース優勝で沸いたスポーツでは、サッカーW杯の2次予選やパリ夏季五輪・パラリンピックなど注目イベントがめじろ押しだ。