正解は 1,3
解説 売ってもいいタイミングというのは、買ってはいけないタイミングでもあります。
小型株集中投資では、基本的には①のように時価総額1000億円を超えたら、売るタイミングを考えたほうがいいでしょう。
なぜなら、時価総額1000億円くらいまではスルスルと成長しても、それ以上のステージになると、とたんに成長のスピードが遅くなる傾向があるからです。
「ストップ高」を
どう考えるか?
②のように、保有株が好決算を受けてストップ高になったからといって、慌てて売る必要はありません。
ストップ高になったということは、多くの投資家の注目を集めて、たくさん買われたということです。
もう少し上がる可能性も高いですし、ある程度、株価が落ち着くまで待ってから売ったほうがいいでしょう。
買ったときの
成長シナリオが
崩れたら売却
株価チャートをみて、上がりはじめたばかりのタイミングであれば、その後も上昇トレンドが続いている間は売らず、保有しておいて、売るタイミングを探るくらいのほうがいいでしょう。
③のように、買ったときの成長のシナリオが描けておらず、予測を誤ったときは、「買った理由(保有し続ける根拠)がなくなってしまった」と判断して、売却したほうがいいです。
今回は新しい業態がうまくいくと思ったから株を購入したわけです。その前提が崩れてしまったのなら株をもち続ける理由はありません。
出来高をともなう
株価上昇に着目
④のように、これまで株価に変化のなかった株が、出来高をともなって少しずつ上がりはじめたときは、焦って売らず、そのまま保有しておいたほうがいいです。
上昇トレンドが続くようであれば、追加購入を検討してもよいでしょう。
ポイント 売ってもいいタイミング=買ってはいけないタイミング
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。