今年は特に人工知能(AI)が主流になった年として記憶されるだろう。  だが、2023年は米国人が対話型AI「チャットGPT」や画像生成AI「ミッドジャーニー」のようなツールに手を出し始めた一方で、われわれが全体像として捉えていることに対して米議会が行動できなかった1年でもあると考えている。AIが及ぼす影響は、企業が猛烈な勢いで発表している製品よりもはるかに大きなものになるだろう。AIは汎用(はんよう)的な技術であり、どれだけ誇張してもしすぎることのない重大な影響を社会にもたらす。