モデル店舗にない
自分ならではの強みは?
私の例でいうと、エノテカは高級感がある一方、ちょっととっつきにくい面もあります。
それはなぜかというと、商品の説明が一般の人には少しわかりにくいところがあるからだと私は考えました。
そこで、私なりの付加価値を考えたとき、ワインにはシンプルに「味を楽しむ」という側面以外にも、生産までの背景や歴史を学ぶという「文化的な側面」もあることに気づきました。
モデル店舗の強みに隠れた
改善点を自分の強みにする
そして、ワインに関するウンチクやストーリーを、わかりやすく、ふんだんに販売サイトに盛り込むようにしたのです。
また、あるワインのネットショップは、「商品説明が詳しい」という強みがありました。
でも、お客さんの立場で何度も説明を読んでみると、文章が長すぎたり文字が小さくて読みづらいという弱みもありました。
強みをとり入れつつ
自分の強みを加える
私は、ワインを買おうとする人には、「パッと見て、衝動的に買いたい人」と「説明書きを読み込んで、納得して買いたい人」の2つのタイプがあると考えています。
そこで私は、パッと見ただけでも特徴がわかるように文字を大きくするのと同時に、より理解が深まるように、誰にでもわかりやすく説明を書くようにしようと考えて実践しています。
両方のタイプに対応できるような商品説明の方法については、拙著『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』の222ページでご紹介します。
市場のニッチに入り込むには、モデル店舗の強みをとり入れながら、自分の強みを加えていくことを考えていきましょう。
※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。