米連邦議会議事堂襲撃事件を巡り、「反乱」を起こしたとして、ドナルド・トランプ氏に2024年の大統領選への立候補資格を認めないとする投票が連邦最高裁で1票でも投じられるだろうか。口頭弁論での質問から結論を導き出すのは危険を伴うものだ。しかし、トランプ氏のコロラド州での出馬資格を認めない同州最高裁の判決を受けた上訴審、いわゆる「トランプ対アンダーソン」(アンダーソンは原告の一人であるノーマ・アンダーソンさん)の一環で8日に行われた口頭弁論で、ほぼすべての質問に含まれていたこの判決に対する懐疑的なトーンは、ほとんど取り違えようのないものだった。