「ほめる」より「感心する」ほうが簡単

子どものやる気をググッと引き出す魔法の言葉「たった1文字」の語尾でこんなに変わる!西村創さん Photo:Diamond

 子どもは、ほめ言葉の裏にある親からの期待を感じ取るものです。そして、「そんなのあたりまえでしょ!」と反発します。すると親のほうも

「せっかくほめたのに」と悔しくなってしまいます。うまくほめるには、反発されない形でほめる技術と、反発されても温かく見守れる心のゆとりが必要になるのです。

 その点「感心する」のは簡単です。自分が勝手に「感心する」だけですからね。感心は相手の反応を期待するものではなく自己完結していますから、悪い影響が出にくいのです。

 ここが「感心する」ことと、相手のリアクションを期待する「ほめる」ことが大きく違うポイントです。子どもをほめようと思ったら「ほめるのではなく、ただ感心を示そう」と考えてみてください。