新卒キャリア形成の前哨戦!“シン・インターンシップ”まるわかりガイド(下)イラスト/足立もえか
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2024」の「親子で知る激変インターンシップの勝ち抜き方」を転載し、一部加筆したものです。

今や就活の登竜門となったインターンシップ。親世代には馴染みが薄かったが、子世代にとっては当たり前のイベントだ。年々早期化していることに加え、2025年卒からはルール変更で複雑化している。『先輩ガチャ・上司ガチャ』を免れるための”シン・インターンシップ”まるわかりガイド(上)に続き、インターンシップの解説や就活全般で生じる企業と学生の意識のギャップ、学生がよく悩まされる「就活と学業の両立」についてお伝えする。(ダイヤモンド・ライフ編集部、取材・文/古井一匡)

企業と学生の
意外に深い意識ギャップ

 インターンシップをはじめ、就活においては企業と学生の意識にギャップがあることがよく指摘されている。

 具体的には、下のグラフを見てほしい。企業が選考において重視するのは「対人コミュニケーション力」「協調性」「仕事への意欲・興味」「行動力」「誠実さ・信頼感」などとなっている。

 一方、学生が重視するのは「アルバイト体験」「サークル活動体験」などだ。どちらかというと「ガクチカ」のネタになるような体験に注目している。それも大事だが、留意すべきは、そうした体験を企業が重視しているポイントにいかにつなげられるかだ。インターンシップへの参加申し込みにおいても、その点を意識するだけで結果は変わってくるだろう。