楽しくない「飲み会」に、意味は本当にあるのか?

では、今日のメインメッセージに入っていきます。本当にこれ、意味があるんでしょうか?
ネット上でも、「会社の飲み会って、結局いらないよね」という主張はよく見受けられますよね。
ここで皆さんに今一度聞いてみたいと思います。今人事の方は目をつぶってくれると思うので(笑)、こっそり伺います。本当は「こういう飲み会って無くなったほうがいいのに」と心の中で思ってる人、手上げてみてください。

――(ちらほらと手が上がる)

ありがとうございます。ですよね。もしかするとこの中には、「手を上げる勇気がなかった」という人もたくさんいると思います。かくいう担当編集者の私も、この場で手を上げる勇気はないタイプの人間です。
いずれにしろ、皆さん実際、心の中では「本当に意味があるのかな」と疑問を持っているかもしれません。もしくは「意味がなかったらラクなのにな」と少なからず希望的観測をされているのではないでしょうか。

面倒にしか思えない飲み会・幹事は、実は「千載一遇のチャンス」

だからこそ、私は今日、これを伝えるために来ました。
「面倒にしか思えない飲み会幹事は実は千載一遇のチャンスである」
ということです。
何言ってるんだろう、と思う人もいるかもしれません。逆に、なんとなくピンと来るという人もいるかもしれません。

ですが、あえて大きな声で断言します。実は「面倒な幹事」のメリットは皆さんが思ってる何倍以上にもあるのです。

この講演では、「いかに幹事が大切か」を説明していきます。「そんなことで30分も話せるの?」みたいな気持ちになるかもしれないんですが、実は本当にそれぐらい語れる大切なことなんです。

これは、単に「飲み会幹事が上手いと得する」という程度のことではありません。もっと大きな、皆さんの将来とか、キャリア、さらには社会人としての信頼を勝ち得るために重要な話だと思ってください。
そのために、飲み会・幹事はめちゃくちゃ大事だということです。

(本記事は、『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』の研修の一部を抜粋・編集・加筆したものです)