道路貨物運送業の1~4月の累計倒産件数が116件に達したことが東京商工リサーチの調査で分かった。同期間では、2011年以降で最多を更新したという。今、倒産が増えている原因とは?(カーゴニュース編集部)
道路貨物運送業の倒産が100件台に
東京商工リサーチによると、4月の道路貨物運送業の倒産は、前年同月比約2.1倍の30件で、2カ月連続で前年同月を上回った。前年同月に一時的に倒産件数が落ち込んだこともあり、件数は前年同月から倍増した。
負債総額は36億5400万円(約2.3倍)で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。件数の増加に加え、前年同月に発生がなかった負債5億円以上10億円未満が2件発生し、負債総額を押し上げた。
2024年1~4月の累計倒産件数は116件(前年同期比39.7%増)に達した。同期間では14年(108件)以来、10年ぶりに100件台に乗せ、11年以降で最多を更新した。