英語と比較的似ている言語をもつ
ヨーロッパ的な勉強法は、日本人には適さない
英語とヨーロッパの言語が似ているという感覚は、日本語でいうところの「方言」と同じ感覚です。
30年前、私が仙台から東京へ出てきたころ、電車に乗ると、「車内アナウンスのイントネーション」が違っていて、うまく聞き取れず、「降りそこねたらどうしよう……」と、ドキドキしたものでした。
……というのも、私がそれまで話していた、東北の私の地元の方言は、語尾に「○○ちゃ」とつけます。
ですから「これ飲みなさい」は「これ飲んだれっちゃ」と言います。
東京に来たとき初めて、「あぁ、東京の人は、語尾に『○○ちゃ』をつけないんだなぁ」と思ったほど、全然、違う言葉のように感じていたのです。
ところが、1ヵ月もすると、自然と「東京の言葉」も聞き取れるようになり、気づくと、東京の人と変わらないイントネーションで、話せるようになっていました。