共同生活が苦手なら、
寮を併設している大型の学校がおすすめ

 お子さんの個性によっては、こうした共同生活は苦手というケースもあるだろう。そうした場合は、大学生や社会人が多く選ぶ滞在方式と同じく、学校内に寮があり、3食のビュッフェが提供されるタイプの大型の学校を調べてみるといい。

Global Language Cebu(GLC)のお昼のようす  Photo by M.T.Global Language Cebu(GLC)のお昼のようす  Photo by M.T.
Global Language Cebu(GLC)のお昼のようす  Photo by M.T.Global Language Cebu(GLC)のお昼のようす  Photo by M.T.

 上の写真は、キッズキャンプでも定評のある、セブシティーにあるGlobal Language Cebu(https://jp.glcenglish.com/)のお昼のようす。高校生であればいつでも自分の都合のいいときに、好きな期間で申し込むことができる。この日のランチは“どんぶりデー”ということで、カツカレーをメインとしたもの。ジュースや、学校で焼いているパンなどもあり、プールサイドに同世代が集まって食べるランチタイムは非常に楽しそうだった。

 こうした「寮+食事提供」タイプの大型の学校の場合は、1人部屋、2~4人部屋など、ニーズに応じて選択肢も豊富で、それによって値段が変わってくる。

 学校外へは自由に出られないが、それでも建物内にスポーツ施設があったり、プールや自習室があったり、何よりさまざまな人との出会いがあり、まず退屈することはない。この場合はもはや一つの記事では紹介しきれないほどの選択肢があるため、高校生を受け入れている学校で空きのあるところを、フィリピン留学に強いエージェントなどに聞いてみてほしい。もしくは本連載でこれまで掲載してきた大人向けの留学記事を参考にしてもらえればと思う。

 予算の目安をお伝えするために、2週間滞在して平日1日6コマの英語レッスンを受けた場合の最新の価格を調べてみた※。いずれも部屋代、食事代を含んでいる。写真のGLCでは3人部屋で約16万6000円(1040ドル、Power Speaking Course)。カプセルホテル式のベッドルームを提供することで費用を抑えているQQ English(https://qqenglish.jp/)は、約13万円(799ドル)。バギオの老舗としての学習スタイルを引継ぎ、セブにオープンしたB’Cebu(https://api-bcebu.com/)では、3人部屋で約22万4000円(1400ドル)の価格となっている。

※1日6コマの内訳は、マンツーマン4コマ+グループレッスン2コマ。B'Cebuのみ、任意オプションクラス3コマが付いている。