1913年に(大正2)に創刊した「ダイヤモンド」は、2024年に111周年を迎えた。そこで、大正~令和の日本経済を映し出す1年1本の厳選記事と、その解説で激動の日本経済史をたどる「111年111本」企画をお届けする。第3回は昭和の戦前期、1934~38年までの5年間だ。(週刊ダイヤモンド/ダイヤモンド・オンライン元編集長 深澤 献)
【22】1934年
浅草に代わる大劇場街を日比谷に!
小林一三が描いたエンタメの未来
国際社会から孤立し、日本は戦争への道を進んでいくわけだが、きな臭い動きが進行する中、「ダイヤモンド」は決して暗い話題ばかり取り上げていたわけではない。
1934年2月21日号に掲載された、小林一三による「私の画(えが)く大劇場街と国民劇の将来」という8ページにわたるロングインタビューを紹介しよう。