2019年2月には、ロードスターの30周年記念車がワールドプレミアに登場。レーシングオレンジのボディにRYSの鍛造アルミホイール、レカロシート、ビルシュタインのダンパー、オレンジに塗装されたブレンボのフロントブレーキキャリパーなどが奢られた特別なロードスターです。

 これは世界3000台限定だったこともあり、今でも人気の貴重なモデル。ソフトトップのロードスターは新車価格が368万2800円でしたが、中古車市場では500万円以上の価格で取引されています。

ロードスター30周年記念車ロードスター30周年記念車(広報写真)

1トンを切るモデルも!
「軽さ」にこだわってきたロードスター

 2019年11月、2020年12月も小変更を実施。そして2022年1月の改良で改めて軽さに着目して最軽量グレードとなる「S」(車両重量990kg)と、さらにバネ下重量の低減を図った「990S」が設定されました。そしてコーナリング時にリアの内側にわずかにブレーキをかけることでロールを軽減しながら旋回姿勢を安定させるキネマティック・ポスチャー・コントロールを搭載。ロードスターの人馬一体感が一層高まりました。

ロードスター990Sロードスター990S(広報写真)

 そして2023年には、今回、記事本編で齋藤主査が話している改良が施されています。このように、デビューから常に進化し続けているロードスター。よく「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言いますが、これはロードスターにも当てはまる言葉だと思います!

(AD高橋)