1TBまでならOneDrive、しかし使いやすくするにはコツがある

 WordやExcelなどを使うために、「Microsoft 365 Personal」(月額1490円)や「Microsoft 365 Business Standard」(月額2249円)を契約しているなら、「OneDrive」の容量が1TBになっている。もし、バックアップしたいデータが1TB以下なら、「OneDrive」を使えば余計なコストをかけずに済ませられる。

「OneDrive」のフォルダにデータを保存すれば、自動的に同期されるが、「Googleドライブ」のように別の場所にある任意のフォルダをバックアップする機能はない。しかし、既存の場所からデータを動かしたくない、ということもあるだろう。そんなときは「ジャンクション」を利用する。

 ジャンクションはショートカットの親玉のような機能で、別のところにあるフォルダをあたかもそこにあるように扱えるようになる。つまり、データフォルダの場所を変更しなくても、「OneDrive」内にあるように動作するというわけだ。

 ジャンクションを作成するには、コマンドを利用する。スタートメニューに「コマンドプロンプト」と入力して検索し、コマンドプロンプトを起動したら以下のコマンドを入力する。

●ジャンクションを作成するコマンド
mklink /j "%userprofile%\OneDrive名\フォルダ名" "同期させるフォルダのパス"
コマンドを入力してジャンクションを作成するコマンドを入力してジャンクションを作成する 拡大画像表示