1年くらいしか使っていないパソコンも、壊れるときは壊れる

 まだ1年くらいしか使っていないパソコンだったが、壊れるときは壊れる。長い間大丈夫だっただから、と油断していたのは反省しきり。HDDはいつか壊れるが、そのいつかは必ず来る。「○年間は大丈夫」なんて保証はどこにもないのだ。

 さらにタイミングが悪いことに、事務所と自宅の引っ越し時期が重なっており、外付けUSB接続のHDDに接続していなかった。この1カ月間に進めていたいくつもの仕事のデータがなくなってしまったのだ。まだ未納品の仕事も多い。内臓がきゅっと締められるようなストレスに苦しんでいたところ、「Backblaze」の存在を思い出した。

何か修復していそうな気配はあるのだが、故障したHDDを外すまでWindowsは起動しなかった何か修復していそうな気配はあるのだが、故障したHDDを外すまでWindowsは起動しなかった 拡大画像表示

クラウドで保存されていた4TBのデータ、丸ごと復旧できるか?

 タスクトレイから「Backblaze」のパネルを開いたところ、4TBのデータはバックアップされているようだ。最終バックアップ実行日も、HDDが壊れた日付になっている。期待を込めて、「バックアップから復元」をクリックする。

 データの復旧方法はいくつかある。無料なのは、ファイルを直接パソコンに復元する方法と、指定したフォルダ・ファイルを圧縮してダウンロードする方法だ。当然、直接ダウンロードするほうが楽なのでそちらを選択。丸ごと復旧を開始したのだが、フォルダ名やファイル名に日本語を使っているとすべて文字化けしてしまった。中身は問題ないのだが、これではちょっと厳しい。

「Backblaze」のメインパネルから「バックアップから復元」をクリック。なお、以下の画面はすべて復旧後のパソコンでキャプチャしている「Backblaze」のメインパネルから「バックアップから復元」をクリック。なお、以下の画面はすべて復旧後のパソコンでキャプチャしている 拡大画像表示
複数の復元方法が用意されている複数の復元方法が用意されている 拡大画像表示