リーダーは思考停止語を
結論にしてはいけない
3番目が「解像度を上げた会議にする」ことです。
リーダーに限らず、部下の中にも「お客さまのためにがんばる」などの漠然としたことを喋る人が少なくありません。本人は大切なことを話しているつもりでも漠然としていたり、話が飛んだり、具体化されていなくては参加者には何も伝わりません。
このことに関連して、思考停止語を結論にしてはいけません。「お客さま第一」は思考停止語です。「一歩踏み込む」も同じ。参加者は、こういった言葉には反論しようがないですから、「そうですね」としか答えようがない。会議では、お客さま第一のために具体的に何をやるのか、一歩踏み込むために具体的にどういう行動をとるのかを議論しなければならないのです。
会議の結論が、「お客さま第一のために一歩踏み込んで頑張りましょう」では、無駄な時間を過ごしただけになってしまいかねません。
「解像度を上げる」という表現がはやっていますが、リーダーと部下の貴重な時間を使うのですから、解像度を上げた会議にすべきです。