東海大を語る上で、付属・提携高校は外せない

「あなたはどうしてこの大学に入ったのですか?」というストレートな質問に対する答えは、「たまたま合格したから」が圧倒的多数。

 付属校あがりが多いということもあり、第一志望の大学に入れなかった受験コンプレックスを、あまり感じさせない学生が多い。

 ちなみに付属・提携高校は14校もある。付属校あがりは、全学生数の3割ほど。大学にあがっても同じ出身高校の仲良しグループで固まる傾向があり目立つ。一般入試学生からの評判は芳しくなく、「変なヤツが多くて、社会性がない」「ウチの付属生は4年間ずっと付属校同士でつるみがち」「逆に言うと、地方や一般入試で入った学生も付属生“以外”で固まる。せっかくの学生の多さを活かしきれないところが、ある意味東海大生らしさを表している」などの声も。

 そんな東海大の湘南キャンパスには「上界と下界」なるものが存在する。陸上競技場よりも上の場所を「上界」、それよりも下の場所を「下界」と呼ぶ。

 上界には文系の校舎があり、下界は理系、体育系の校舎がある。文系の場合は、体育のときくらいしか下界に行くことはなく、理系は、語学などでしか上界に行く機会はない。広いキャンパスだが、すみ分けられている。