そもそもこれらは「選択・判断」しないといけないため、自分の時間がとられてしまいます。

 目安としては、もし、あなたが、

●1年に30分以上資産運用に時間を使っている
●1年に1回以上最初の方針にはなかった「投資判断」を行っている

……のであれば、それは最初の方針を曲げてしまっている、間違った方向に進んでいる証拠です。

 資産運用が趣味の人はこれらのことをついやってしまう機会が多いかもしれませんが、われわれ「普通の人」にとっては、資産運用は趣味でもエンタメでもありません。そのことが逆に、アドバンテージになります。

 やるべきことは、マーケットタイミングを計ることなく、時価総額加重平均のインデックスファンドへの投資一択です。

資産のうちどれだけの割合を
iDeCo、NISAなどに回せばよいのか

 資産運用を始める際、資産をどれだけ投資に回せばよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。

 現金を含めた総資産をどの資産(アセット)にどれだけ配分(アロケーション)するか、ということを資産配分(アセットアロケーション)といいます。資産配分は資産運用で最も重要です。

 資産の種類は、大きく分けて2種類、リスク資産と無リスク資産があります。