私は休憩中に立ち上がって体を動かし、腰と姿勢の疲労を解消する体操や遠くを見る活動を行っています。これにより、長時間の作業による身体的な負担を軽減し、次の作業に向けてリフレッシュすることができます。
特におすすめの休憩方法は眼精疲労を和らげる「20-20-20の法則」の実践です。これは20分間連続して画面を見た後、20フィート(約6メートル)離れた遠くの対象物を見ながら20秒間休憩する活動です。
実験では、この法則を実行することで、眼の乾燥、敏感さ、不快感などの症状が著しく減少したことが明らかになっています。
他にもトイレに行く、深呼吸をする、水分を取るなど、自分に合った休憩方法を事前に決めておくことが大切です。事前に決めておけば、無駄に考える(選択の回数が増える)時間がなくなります。
さらに、ネットサーフィンや動画を見るなどの「実は目が休まらない活動」をせずに済みますし、「気づいたら5分以上経っていた」といったことも起きません。
思いついたタスクはメモに残し
SNSなどは見ないようにしよう
(3)作業中は他のことをしないこと
ポモドーロ・テクニックをより効果的に活用するためのコツの3つ目は、15分間の作業ブロック、つまり予定していた作業以外のことを行わないようにすることです。
作業中にふと思いついたタスクがあれば、それをすぐにメモ帳に書き留め、予定の作業に戻ります。作業がすぐに終わると思われる小さなタスクであっても、それに気を取られるともともとの15分間の計画が狂ってしまうためです。
特にSNSやチャットツールへのアクセスは大きな誘惑になり得るので、これらのアプリをすぐには開けないようにする工夫が重要です。
例えば、SNSアプリをスマホやPCのホーム画面から削除することが効果的です。iPhoneの場合は、アプリをホーム画面から隠すことができます。手軽にアクセスできないようにしましょう。
このように、事前に誘惑の源を遠ざけることを「プリコミットメント」といいます。この戦略は、未来の自分が直面するかもしれない強い誘惑に対して、事前に自らを制限する仕組み作りとして有効です。