モチベーションを支える
教育環境が若手社員の評価に
中途入社者による「20代成長環境」と「人事評価の適正感」の評価を集計した今回のランキングでは、1位にマッキンゼー・アンド・カンパニー、2位にローランド・ベルガー、3位にA.T.カーニーがランクイン。トップ3をコンサルティング会社が独占した。
では、実際にランクインした企業のクチコミを見てみよう。
「人の成長にかなり注力している会社。定期的に実施されるグローバル研修、日本支社独自のコンサルスキル研修、プロジェクトメンバーが相互に成長に向けたフィードバックをし合う仕組み等、よくできた仕組み・豊富なリソースを投入しており、結果としてコンサルタントの成長スピードは早い。特に若手に関して」(コンサルタント、マッキンゼー・アンド・カンパニー)
特にさまざまな研修プログラムが提供されるなど、若手社員のモチベーションを支える教育環境を高く評価する声が多く寄せられた。
評価を分けるポイントは
「やりたいことができるか」
コンサルティング会社に並び、多くランクインしたのはシステム開発関連会社だった。
では、その理由についてクチコミから見てみよう。
「若手でも手を挙げれば、非常に大きな裁量が渡される。1年目でプロジェクトのPMをやることも全然ありえる。やる気があれば、どんどん仕事は任せられ、成果を出せば、どんどん昇進できる。実力主義で、年功序列はない。上の職級の人と1対1の面談は毎月数回設けられており、キャリアについては都度その場で相談できる。基本やりたいことをやらせてくれる」(ITコンサルタント、シンプレクス)
自身の希望に沿ったプロジェクトや業務に携われること、またキャリアパスを相談できる場があることが、成長を後押しする要因となっていることがうかがえる。転職後に「やりたいことができるかどうか」は、評価を分ける重要なポイントのようだ。