コンサル大解剖Photo:NurPhoto/gettyimages

コンサルティングビジネスの最前線を追う長期連載『コンサル大解剖』。2024年も40本以上の記事を配信してきた。本稿では、24年中に配信し、読者の支持を集めた連載記事を紹介する。トップ10の首位は、デロイト トーマツ コンサルティングによるシステム刷新が招いた江崎グリコの大規模システム障害の実態を追った記事だった。上位には、コンサル業界の主要29ファームの序列や人員をまとめたカオスマップを紹介する記事が入った。人気記事を振り返り、この1年のコンサル業界の動向をおさらいする。(ダイヤモンド編集部)

1位はデロイトの大炎上案件
コンサルカオスマップが3位

【年間人気記事1位】
【独自】プッチンプリン出荷停止の「主犯」はデロイト!グリコのシステム刷新で1年遅延の末に障害発生“ボロボロ案件”の実態

写真:食品メーカー「江崎グリコ」本社に掲げられるロゴマーク

 食品大手、江崎グリコで起きた大規模システム障害で、原因となったシステム刷新のプロジェクトを手掛けた主幹ベンダーがデロイト トーマツ コンサルティングであることが分かった。復旧には時間がかかる見通しで、主力商品の「プッチンプリン」などが出荷できず、小売店の棚から消えている。プロジェクトの詳細や大幅遅延など混乱の様子に加え、大失敗を招いた内部要因も明らかにする。 >>記事はこちら

【年間人気記事2位】
【独自】デロイトを辞める大物パートナー10人超の「実名」判明!“離職ドミノ”で数十億円の減収リスクも

コンサル大解剖 シリーズ『デロイト内部崩壊』(9)

 ビッグ4最大手のデロイト トーマツ コンサルティングでパートナーの離職が相次いでいる。AI(人工知能)に関する研究組織のトップを務める著名パートナーを始め10人以上が3月末までに退職する。短期間での“大量離職”は異常事態といえる。退職を決めた大物パートナー10人超の実名に加え、大量離職が業績に与える影響についても明らかにする。 >>記事はこちら

【年間人気記事3位】
コンサル業界、主要29ファームの序列・人員の最新動向が一目でわかる!カオスマップを大公開【2024年版】

アクセンチュアは2万4000人規模 戦略系3強では序列激変の兆し

 大乱戦期を迎えているコンサルティング業界。企業の経営課題が高度化する中、コンサルファームの業務領域や組織規模は急拡大を続けている。主要29ファームの序列や人員体制を網羅した最新版のコンサル業界のカオスマップを公開する。 >>記事はこちら

【年間人気記事4位】
【スクープ】デロイトがコンサルとFAを集約する大組織再編へ!新体制の各組織トップ候補の実名を公開

デロイト トーマツ

 デロイト トーマツ グループが大規模な組織再編に乗り出す。コンサルティングやファイナンシャルアドバイザリーなどの事業の集約が柱となる。グループ再編の具体的な中身を詳報。また、再編を見据え、デロイト トーマツ コンサルティングなど主要会社のトップも交代する方向だ。各組織の次期トップ候補の実名も明らかにする。 >>記事はこちら

【年間人気記事5位】
【最新版】「アクセンチュア&ビッグ4」コンサル5社の国内人員数を公開!“独り負け”のファームと二桁増の2社とは

コンサル

 積極採用で巨大化が進む外資系総合ファームでは、実際にどれほど人員数が拡大してきたのか――。そんな素朴な疑問を解き明かすべく、日本で事業を展開する総合系ファーム、アクセンチュアとビッグ4(デロイト、PwC、EY、KPMG)の国内人員数を大公開する。ダイヤモンド編集部が独自に集計した、昨春から直近までの人員数の推移を基に、二極化が生じ始めた国内コンサル市場の現況を浮き彫りにする。 >>記事はこちら