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企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)などの変革ニーズを背景にコンサルティング市場は拡大が続いている。では、企業のコンサル活用の実態とは。コンサル選定支援サービス、PROFFITが持つ現役コンサルタント約3800人のデータを基に、専門性の高いコンサル人材の業界分布やコンサル活用のトレンドを複数回にわたり明らかにしていく。長期連載『コンサル大解剖』の本稿では、製薬や自動車、金融、エネルギーなど主要15業界を対象に、「頼れる」コンサルタントを選びやすい業界分布図を公開する。専門性の高いコンサル人材の奪い合いが起きやすい業界とはどこか。(ダイヤモンド編集部)
コンサル活用の実態をデータで明かす
主要15業界で専門人材は大きく偏在
デジタルトランスフォーメーション(DX)などの企業変革のニーズを背景にコンサルティング市場が拡大している。調査会社のIDCジャパンによると、2025年の国内ビジネスコンサルティング市場は、前年比11.2%増。24年に7987億円だった支出額(予想)は27年には1兆円を突破。29年には1兆2000億円に達する見通しだ。
欧米ではコンサルニーズが退潮し、主要コンサルファームが相次いでリストラに踏み切っている。だが、コンサルの浸透度が欧米に比べ低かった日本では、コンサルニーズはまだ根強い。
では日本企業のコンサル活用の実態とは。ダイヤモンド編集部は、企業が最適なコンサルタントを選定できるプラットフォームを運営するPROFFITが持つデータを基に、主要業界を対象にしたコンサル人材の業界分布や企業のコンサル活用のトレンドを分析した。
データの対象は、PROFFITに登録する現役コンサルタント約4600人のうち、役職がマネジャー以上の3800人。「支援経験のある業界」「特に得意な業界」「支援経験のあるプロジェクト・タスク」といったコンサルタントの回答を集計した。
本稿では、製薬や自動車、金融、エネルギーなど主要15業界を対象に、その業界で支援経験のあるコンサルタント数と、その業界が「特に得意」と回答しているコンサルタントの比率プロットし、業界分布図を作成した。分布図からは「頼れる」コンサルタントの偏在が浮かび上がった。
次ページでは、業界分布図を公開し、業界ごとの偏在の理由についても解説する。企業にとっては、自社の業界で専門人材が探しやすいかどうかが分かるほか、コンサルタントにはどの業界で専門性を身に付けると市場価値が高くなるかということが一目でわかる。







