【独自】アクセスの良い空港ランキング
トップ5は納得の便利空港がずらり
2位:那覇空港 国際通りからタクシーで1000円
2位は沖縄の那覇空港だ。那覇市街地からのわずか4kmの距離で、タクシー料金の安さもあってギリギリまで国際通りで遊んだ後、タクシーに飛び乗り空港へ向かう人は多い。1000円程度で空港に着く。もちろん、モノレールも便利で、那覇空港駅は国内・国際線どちらに行くのも近い。
弱点は、空港敷地内でレンタカーの受け渡しが禁止されているため、空港外のレンタカースペースまでの移動に時間がかかることだ。さらに、最近は観光客増加による混雑からレンタカーを借りるまで相当時間を要するようになった。レンタカー利用の際は注意しよう。
3位:羽田空港 アクセス多様性は世界トップ
3位は東京の玄関口、羽田空港だ。モノレールと京急が接続しているが、将来的にはJRもつながるなどますます便利になる。これほど多様な、そして便利なアクセス手段を持つ空港は世界でも珍しい。
特に空港バスの利便性は高く、千葉、神奈川、埼玉県の主要ターミナルにまで接続するなど、使いこなせば鉄道よりも楽に目的地まで行ける。ターミナルのカウンター上の電光掲示板も見やすく、一目で自分の乗りたいバスが何時に出発するのか把握できる。15年に首都高中央環状線が全線開通して以降は、特に新宿からの所要時間が大幅に短くなった。リムジンバスは全車両にフリーWi-Fiが整備されているし、あとは頻度(フリークエンシー)が鉄軌道並みになれば言うことなしだ。
難点は、駐車場の混雑度合が最近ますますひどくなってきていることだ。駐車料金へのダイナミックプライシング導入や、現在駐車場ごとに運営が分かれている体制(P1とP4は日本空港ビルデング、P2とP3は空港振興・環境整備支援機構、P5は東京国際空港ターミナル)の見直しなど、抜本的な改善策が待たれる。