アクセスが良い空港ランキング【トップ5】3位は羽田、1位は?〈再配信〉羽田空港第3ターミナルアクセス看板 筆者撮影

日本の空港の「交通アクセス」について独自の指標で評価し、アクセスが良い空港(悪い空港)をランキング形式で紹介する。(空港アナリスト 齊藤成人)※2024年8月9日初出記事を一部編集し再掲

「飛行機か新幹線か」は
空港へのアクセスも含めて評価したい

 人々が空港の利便性を語る際、あるいは「飛行機を使うか、新幹線を使うか」を議論する時は、空港へのアクセスも含めて評価している。一般に日本の空港は“迷惑施設”として、都市部から離れた場所に建設されることが多いので、「なぜ、こんな立地に造ったの...!?」と批判されている空港も中にはある。そうした壁を乗り越えようと、大量輸送が可能で利便性の高い鉄道を空港まで敷くなど、関係者による努力が続いている。

 そこで、今回は日本の空港のアクセスについて独自の指標で評価し、アクセスが良い空港(悪い空港)をランキング形式で紹介する。

1位:福岡空港 枕詞は「日本一便利な空港」
 栄えある第1位は福岡空港だ。JR博多駅から地下鉄で2駅5分。都心への近接さゆえに利便性は断トツで、メディアでは「日本一便利な空港」と紹介されることも多い。2024年には新しい立体駐車場の共用が始まり、従来よりも駐車場容量が増えた。

 あまりに都心に近いがゆえ利用者が空港に行く前にみやげ物を購入してしまい、以前はターミナル内店舗が充実していなかった。が、20年の国内線ターミナルのリニューアル後は見違えるように店舗が充実し、遊びに行って楽しい空港へ変身した。なお現在、国際線ターミナルまでは空港内連絡バスでの移動になっているが、将来的に空港独自の鉄軌道システムを整備するか否かが注目される。