ビジネスパーソンが体の不調を未然に防ぐことに役立つ「予防メシ」を紹介する連載。第6回のテーマは「おせち」。無病息災を願って食べるおせちに入っている「本当に体にいい食材」をご紹介します。親戚に食べ尽くされる前に自分の分を確保して、健康的な新年をお迎えください。教えてくれるのは、YouTubeチャンネル登録者数61万人をほこる料理研究家で管理栄養士の関口絢子さん。(文/関口絢子)
無病息災を願う「おせち料理」
に入っている“本当に体にいい食材”とは
おせち料理とは、新年の神様である年神様へのお供え物として用意する、縁起物とされる料理です。
一の重には、祝い肴と呼ばれるおせち料理には欠かせない3品を詰めます。関東の場合は黒豆、数の子、田作りの3品、関西の場合は黒豆、数の子、たたきごぼうの3品です。
祝い肴には子孫繁栄や家内安全、不老長寿などの願いが込められていて、またおせち料理を詰める重箱にも「めでたさを重ねる」という意味が込められています。
その他にも紅白なますやかまぼこ、伊達巻、栗きんとん、昆布巻き、えび、煮しめといった料理が含まれます。
最近は従来のスタイルにこだわらず、おせちにも色々なバリエーションが登場し、和洋中と自宅では作れないような味が楽しめたり、年末年始は家事を減らしてゆっくり過ごしたいというニーズに合うような料理になってきたようです。