人間の脳は、やり始めてしまえば「せっかくだし、もう少しだけ続けてみようかな」と思うものです。逆に「今日も3時間勉強しなきゃ」と考えてしまうと、最初の一歩が重くなり、挫折リスクがグッと高まります。最初のハードルを極端に下げることで、結果的に学習時間が伸びていくというわけです。
また、タスクをこま切れにしたり、細分化して取り組んだりするのも効果的です。「単語帳10ページを一気に暗記する」よりも、「1ページずつ、気が向いたら進める」で十分。小さな達成感が積み重なると、自己効力感が高まり、「自分はできる」と思えるようになるからです。
モチベに左右されない
学習環境を整える
どんなに優れた学習法を知っていても、環境が整わなければ継続は難しいものです。たとえ一時的にモチベーションが高くても、忙しさや予定の変更が続けば、英語学習が後回しになりがちです。
そんなときに役立つのが、モチベーションに依存しない仕組みやサポート体制を整えること。次のような環境づくりがおすすめです。
1. 専属コーチをつける
英語コーチングスクールを活用して、専属コーチと二人三脚で学習計画を作り、進捗管理やフィードバックを定期的にもらう方法です。
セルフマネジメントやオンライン英会話だけでは難しいモチベーション、スケジュールの管理を徹底サポートしてくれるので、“やるしかない”環境を整えることができます。
デメリットは費用が高額になってしまうことですが、英語力を上げることに対する“自分株式会社への設備投資”と捉えてみてください。決断をしたあとは、その投資を回収するために淡々と努力を積み上げていきましょう。
2. 生活導線上に英語学習チャンスを散りばめる
意外と見落とされがちなのが、物理的な環境づくり。英語の教材を部屋の目につく場所に置いたり、スマホのホーム画面に英語学習アプリを配置したりしておくと、ふとしたときに学習がしやすい状態を整えることができます。
夜眠る前は暗記系教材のゴールデンタイム。枕元に単語帳を配置するのも、あなたの英語力にブーストをかけてくれることでしょう。
その際もハードルは高くせずに「就寝直前に単語帳を開くこと」をゴールにして、モチベスイッチをonしましょう。