「都会の夜釣り」をテーマに、スズキが開発したカスタムコンセプトモデル。アウトドアとアーバンなイメージを両立し、SUVのアクティブさと流麗なクーペスタイルの両方を押し上げるカスタムモデルとなっています。
差し色で使われている蛍光イエローは、シーバスフィッシングで使うルアーをイメージしたもの。グリルやアンダーガード、フェンダーアーチなどに効果的に使うことで、重厚感のあるガンメタリックのボディにサイバーパンクな未来感のあるイメージを与えています。ボディ色に合わせて前後でホイールの色が変えられているのも、新しさを感じます。
ちなみにフェンダーアーチに付けられた蛍光イエローのパーツは、駐車時に引き出してロッドを立てかけられるようになっています。
蛍光イエローのアクセントはステアリング、エアコンルーバーなどにも取り入れられています。シートにもアクセントが使われ、全体がスタイリッシュにまとめられているのが印象的です。
フロンクスは全長が4mを切るサイズなので荷室は決して広くありませんが、ご覧のようにシーバス釣りの道具を余裕で積むことができます。
オートサロン会場では静岡県浜松市に本社を置くメガバス社とのコラボレーションで生まれたルアーが販売されていました。このルアーはスズキのデザイナーがデザインしているそうです。
【OUTCLASS CARS フロンクス】
スズキ車のコンプリートカー専門店として、オーバーランドスタイルに仕立てたジムニーやエブリイを製作しているOUTCLASS CARSが、早くもフロンクスをカスタムしていました。
日本専売車であるフロンクスの4WDを4インチリフトアップし、フラットタイプのルーフキャリアとサイドオーニングでアウトドア感を演出。フロントにはさりげなくエンブレムマウントを装着してハードな表情にカスタムされていました。
目を引くのは前後のオーバーフェンダー。こちらはワンオフで製作されたもので、あえてビスをむき出しにすることでワイルドさを全面に出しています。
フロンクスは隙のないデザインなので、カスタムはしづらい部類に入ると思います。しかも発表から時間がたっていないので、メーカーはまだしもカスタムショップは素材として選択するには時間が足りなかったはず。それでも早くもオートサロンでカスタムモデルを見ることができたということは、それだけ魅力あるクルマといえるでしょう。
(AD高橋)