「カレーをかき混ぜて食べるのだけはやめて」と妻が懇願、どう返すのが正解?写真はイメージです Photo:PIXTA 

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 結婚して2年目の夕食がカレーだったある日、妻が思い詰めた顔で「こんなこと言って悪いんだけど、カレーライスをかき混ぜて食べるのだけはやめてほしいの」と言ってきた。

 子どもの頃からずっとそうやって食べてきたので、これからもかき混ぜて食べたい。しかし、ここで「俺の勝手だろ!」と言ったら深刻な事態を招きそうだ。ひとまずどう返すか?

(A)「言いづらいことを言ってくれてありがとう。どうしてそこまで嫌なの?」
(B)「申し訳ないけど、そこは僕にとっては絶対に譲れない大事な一線なんだ」
(C)「気になるのはよくわかるよ。二人にとって何がベストなのか話し合おう」

正解は……

A

◎ (A)「言いづらいことを言ってくれてありがとう。どうしてそこまで嫌なの?」
× (B)「申し訳ないけど、そこは僕にとっては絶対に譲れない大事な一線なんだ」
△ (C)「気になるのはよくわかるよ。二人にとって何がベストかよく話し合おう」

解説

 妻としては、悩み続けた末に意を決して言ったのでしょう。「そこは譲れないから、ここではっきり言っておかなきゃ」と思ったとしても、ハナから対話を拒否しているBは最悪です。妻は深く絶望するだろうし、この瞬間に離婚を決意しても仕方ありません。

 Cはやさしく寄り添っているように見えるセリフですが、そこはかとないウソ臭さが漂います。ここはAのように、まずは言ってくれたことに感謝した上で、気持ちを聞いてみましょう。具体的な理由は出てこなかったとしても、どのぐらい本気で嫌かは推し量れます。

 円満な夫婦生活を続けるには、お互いの妥協や我慢が不可欠。妻がそんなに嫌ならカレーの食べ方を変えるぐらいお安い御用……と思えないとしたら、結婚は向いてないかも。

「カレーをかき混ぜて食べるのだけはやめて」と妻が懇願、どう返すのが正解?