
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
珍しく都心に多めの積雪があり、電車のダイヤが乱れたり路面が凍結したりなど大混乱に。オフィスで出勤が大変だったと語り合っていたら、雪国出身の同僚Yが「この程度の雪で大騒ぎになるなんて……」と、いわゆる雪国マウンティングをかましてきた。
これもまた季節の風物詩だとほっこりした気持ちになったが、適切なリアクションは?
(B)「アハハ、そうだよね。Y君の故郷は、どのぐらい雪が降ったの?」
(C)「フフフ、今年の冬も雪国出身を生かせる場面があってよかったね」
正解は……
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B
△ (A)「たしかに、都会は雪に弱いよね。慣れてないからしょうがないよ」
◎ (B)「アハハ、そうだよね。Y君の故郷は、どのぐらい雪が降ったの?」
× (C)「フフフ、今年の冬も雪国出身を生かせる場面があってよかったね」
解説
数ある「マウンティング」の中で、いわゆる「雪国マウンティング」は、もっとも微笑ましいマウンティングのひとつ。雪国の出身者が「雪国ではこうだ」「それに比べて都会は」などと話し始めたからといって、苦々しく思うのはあまりにも心が狭すぎます。
仮に感じの悪い話し方をされたとしても、非難するほどのことではありません。珍しく雪が積もったというせっかくの「非日常」を盛り上げるために、Bのように返して「雪談義」を転がし、雪だるまのように大きく育てましょう。
Aはその通りではあるんですけど、そこで話が終わってしまいます。Cは、本人は軽い冷やかしのつもりでも、底意地の悪さや雪国を見下している感じが漂ってきます。
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