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機内食のトレンドは今、どうなっているのでしょうか?世界最大級の機内食クチコミサイト「機内食ドットコム」の奥井力也編集長に話を聞きました。(ダイヤモンド・ライフ編集部)
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>>『「ビーフ・オア・チキン」は死語に?ANA・JALで変わる機内食トレンド【専門家が解説】』から読むと理解が深まります
世界中の機内食を知る男の「ベスト/ワースト」は…?
――なぜ「機内食ドットコム」を立ち上げたのですか?
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機内食って、ANAとJALは写真付きで詳しく紹介していますけど、外資系エアラインは事前に掲載していないケースがほとんどです。私自身が不自由をしていたので、写真も載った口コミサイトがあったらいいなというのが、サイト開設の目的でした。
現在は、累積1万4000以上の機内食リアルリポートを見ることができます。航空会社を選ぶ際や乗る前に、「どんな機内食が出るのかな」と検索して参考にしている人が多いようです。日本人だけでなく、東アジア圏の人も結構見てくれています。
――奥井編集長の「マイ・ベスト」機内食を、教えてください。
大韓航空のビビンパですね。世界中の機内食を食べてきましたけど、これは美味しい。ほかほかごはんだし、世界で唯一「自分でつくる機内食」なんですよ。器にはナムルがきれいに並んでいて、自分でごはんを入れて、混ぜながら食べるのが面白い。コチュジャンのチューブが1本丸ごと付いてくるので、少しずつ調整しながら入れて、「味変」して楽しめます。
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次点は、エバー航空。事前申請が必要ですが、台湾の名店「鼎泰豊」の小籠包が食べられるんです。もちろん現地でも小籠包は食べるのですが、機内で一足先に食べることで、着く前から旅気分が高まります。
――それでは、「マイ・ワースト」機内食は、何ですか?