良質な猫専用物件を作れば
相場より3割高の賃料設定も夢ではない
一芸に秀でる者は…と言いますが、たった一つでも入居者をひきつける強力な個性を持つ賃貸住宅を、筆者は「一芸物件」と呼んでいます。そして、「誰も手をつけていない分野を開拓する」ことは、まさに一芸物件につながる可能性を秘めています。大きなニーズがあるのに真の供給がまだ少ない猫専用物件も、その一つといえるでしょう。
猫専用物件を先駆的に進めている知人によると、四つのポイントを押さえて設計した物件の場合、なんと地域の相場より3割も高い賃料設定が可能になるとのこと。しかも、たくさんの入居希望者が空室待ちをしているそうです。
今回は、知人からマル秘の四つのポイントを特別に教えてもらいましたが、これをヒントに猫専用物件を供給するチャンスだと思います。
実は、筆者も猫専用物件に挑戦しようとしています。本連載の6回目『東海大近くに645室マンション建設中!なのにアパート大家が家賃を「相場の3割高」にできる秘策』でも紹介した通り、筆者の一芸である「キャリコン物件」を発展させた「学生と、そのご両親も共に成長できるアパート」を東海大学湘南キャンパスの近隣に建設中なのですが、学生さんが在学中に身近に社会人と接する機会も作りたいと思い、社会人向けの1LDKも4室設け、それを猫専用にしました。