
テレビ業界は給与面などで待遇は恵まれている一方、働き方などでは「ブラック」なイメージもある。ダイヤモンド編集部は、企業の与信管理を支援するベンチャーが集めた口コミデータなどを基に、社員の不満投稿が多い“ブラック”テレビ局のランキングを作成した。特集『フジテレビ崩壊 沈む巨大メディア』の#14では、NHKと民放大手5社を対象としたランキングの中身を公開する。フジテレビは何位だったのか。(ダイヤモンド編集部副編集長 名古屋和希)
テレビ局の働き方や職場環境は?
「ブラック放送局」ランキング
30代前半で年収1000万円――。フジテレビに限らず、民放大手の給与水準は、他の業界に比べて高い。テレビ業界が、給与面では待遇は恵まれている一方、働き方などでは「プラック」なイメージが付きまとっている。
ダイヤモンド編集部は、企業向けに与信管理サービスを提供するベンチャー企業、アラームボックス(東京都新宿区)のデータを基に、働き方や待遇、職場環境に関する社員の不満投稿が多かった「ブラックテレビ局」のランキングを作成した。集計期間は2023年1月1日~25年1月23日の約2年間。
対象は、NHKのほか、日本テレビ放送網、TBSテレビ、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京の民放キー局5社。次ページで、ランキングを公開する。社員の不満投稿からは業界が抱える課題も浮かび上がる。