
「採用プロセスにおいて、ますます重要になっているインターンシップ。学生の能力を見極めるとともに、自社風土に合う人材を採用するため、各社は趣向を凝らしたプログラムを用意する。採用に直結するインターンシップを展開する企業を訪ねた。サイバーエージェントの「超早期内定直結型AIDX・マーケティング実践インターンシップ」は、大学3年生の春に“どこよりも早く”実施する。その理由とは……?(取材・文/嶺 竜一)
ベテラン社員&若手社員
2人のメンターが付く
サイバーエージェントの「超早期内定直結型AIDX・マーケティング実践インターンシップ」では、5人1組のチームで課題に取り組む
ITを軸に、インターネット広告、ABEMA等のメディア、ゲーム、新規領域の四つの事業を展開しているサイバーエージェントが、2024年5月に4日間開催した「超早期内定直結型AIDX・マーケティング実践インターンシップ」。その名の通り、早期化している採用活動の中でも一際早く、26年卒業予定の大学3年生に向けたものだ。
およそ5000人の応募者の中から、1次選考のグループディスカッション(オンライン)、2次選考の面接を通過した30人が参加。AIやDX、デジタルマーケティング領域に関する課題に取り組み、4日間でアウトプットを出す実践型のインターンシップだ。
今年度の課題は「サイバーエージェントがやるべきAIやDXの新規事業を考える」。学生5人が1チームとなり、チームごとにベテラン社員と若手社員の2人のメンターが付いて課題に取り組んだ。
2日目には同社の「極AIお台場スタジオ」に出向き、AIやDXのテクノロジーを用いてサイバーエージェントがどのような事業を手掛けているかを見学する。
