“どこよりも早い”超早期内定直結型インターンシップ、サイバーエージェントが求める「応募資格」とは?写真提供:サイバーエージェント
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2025」の「大人気!インターンシップを実況中継」を転載したものです。

「採用プロセスにおいて、ますます重要になっているインターンシップ。学生の能力を見極めるとともに、自社風土に合う人材を採用するため、各社は趣向を凝らしたプログラムを用意する。採用に直結するインターンシップを展開する企業を訪ねた。サイバーエージェントの「超早期内定直結型AIDX・マーケティング実践インターンシップ」は、大学3年生の春に“どこよりも早く”実施する。その理由とは……?(取材・文/嶺 竜一)

ベテラン社員&若手社員
2人のメンターが付く

 サイバーエージェントの「超早期内定直結型AIDX・マーケティング実践インターンシップ」では、5人1組のチームで課題に取り組む

 ITを軸に、インターネット広告、ABEMA等のメディア、ゲーム、新規領域の四つの事業を展開しているサイバーエージェントが、2024年5月に4日間開催した「超早期内定直結型AIDX・マーケティング実践インターンシップ」。その名の通り、早期化している採用活動の中でも一際早く、26年卒業予定の大学3年生に向けたものだ。

 およそ5000人の応募者の中から、1次選考のグループディスカッション(オンライン)、2次選考の面接を通過した30人が参加。AIやDX、デジタルマーケティング領域に関する課題に取り組み、4日間でアウトプットを出す実践型のインターンシップだ。

 今年度の課題は「サイバーエージェントがやるべきAIやDXの新規事業を考える」。学生5人が1チームとなり、チームごとにベテラン社員と若手社員の2人のメンターが付いて課題に取り組んだ。

 2日目には同社の「極AIお台場スタジオ」に出向き、AIやDXのテクノロジーを用いてサイバーエージェントがどのような事業を手掛けているかを見学する。

“どこよりも早い”超早期内定直結型インターンシップ、サイバーエージェントが求める「応募資格」とは?学生たちは、最先端技術を集約したスタジオで、デジタルツインの撮影を行う3Dスキャン撮影を体験 写真提供:サイバーエージェント