初日から現場に配属され
社員に混じって実務に参加
第1次選考としてオンラインテストを受け、通過後に職種別説明会への参加、エントリーシートの提出、複数回の面接を受けて、インターンシップへの参加資格が得られるという流れだ。参加者は初日から現場に配属され、P&Gのカルチャーを学ぶとともに、実務に参加する。
「P&Gでは、社員一人一人が大きな裁量権を持ち、自ら計画して実行し、プロジェクトを推進することで成長が加速されると考えています。そのため新入社員は、入社初日から何らかのプロジェクトの責任者となります。インターンシップでも、それと同じ経験をしてもらう形を取っていますので、初日からプロジェクトの責任者として、裁量権を持って実務に取り組んでもらいます」

こう話すのは、HR/人事統括本部シニアディレクターの市川薫さん。市川さんも新卒で同社に入社し、新入社員時代からさまざまなプロジェクトを牽引してきた。
プログラムの内容は毎年各部門の担当者が考えるが、実際に社員が行っている業務、もしくは近しい内容がそのまま課題になるという。
「例えば、ある年の営業のインターンシップでは、実際に弊社の製品が売られている小売店に出向いて、売り場を調査したり、データを分析したりして、改善案を考えていただきました」
生産統括では工場の現場に入り、マニュファクチャリングやエンジニアリングなどのチームの一員となって、業務改善などに取り組む。また生産統括は入社後に、同僚や上司が外国人であることも多いため、インターン最終日のプレゼンテーションを英語で行うこともあるという。
ここ数年、インターンシップに参加した学生たちの感想を聞いた。