「1日目からP&Gの戦略の立て方や営業について学ぶ機会があった。分からない点はメンターの方が分かるまで熱心に教えてくれ、人材を大切にする会社であることを実感できた」(営業)
「生産管理について全く知識がなかった状態でインターンシップに参加したが、現場の最前線で働く社員の方々が的確にアドバイスをくれたため、自分でプロジェクトを進めていくことができた。3週間のインターンシップを終え、かなりの達成感を感じた」(生産統括)
「相手との共通認識は何かなど、これまでにはない視点で物事を見る力が鍛えられた。今後の成長につながる機会を得ることができた」(マーケティング)
学生たちの満足度も高いが「フレッシュな意見が、社員にとっての刺激になる」こともあるという。
「学生の方々の提案が、実際に採用されることもよくあるんです」
入社後のミスマッチを減らすため
重要視していること
選考を兼ねたインターンであるため、現場で担当する社員たちは、思考プロセスや分析力、コミュニケーション力など学生の資質を見極めるとともに、自社のカルチャーにフィットしているかという観点も重視。入社後のミスマッチを減らしたいという目的があるが、会社側のメリットだけを考えたものではない。
「P&Gにとって、人材育成は重要な“経営戦略”の一つ。人的資本経営により社員の成長を促進させることは当社のDNAとして創業以来根付いており、これはP&Gの世界共通の考え方。その考え方はインターンシップにおいても同じです」
P&Gの文化と業務を体験することで、自身の気付きや成長につなげてほしいという意図が根本にある。消費者が持っている悩みや顧客が抱えるビジネス課題を自分事として捉えて、社員と共に真剣に取り組む。その経験を通じて、学生の成長が加速するとP&Gは考える。
「学生の方でも、自分のファーストキャリアを歩む会社として適切な会社なのかを、しっかり判断していただきたいと思います」
