CX-8やCX-80の3列目はよくできている

 CX-8からスタートしたマツダの3列シートSUVが優れているのは、ミニバンに変わる形で投入されたこともあり、ネガティブな部分をつぶして、3列目までしっかり使えるように設計されていることです。

 3列目席は厚みのある座面はもちろん、背もたれの高さもしっかり取られているのでリラックスして座ることができます。CX-8は日本の道でも走りやすいよう全幅が1840mmに抑えられていたのもポイントです。乗り降りも大きなスライドドアを備えたミニバンほどではありませんが、そこまで大変ではありません。

CX-8のインテリア。3列目席も背もたれの高さがあるシートが備わっていたCX-8のインテリア。3列目席も背もたれの高さがあるシートが備わっていた(広報写真)

 さらに3列目シートの格納が左右跳ね上げ式ではなく背もたれを前に倒すだけで荷室を拡げられるのも使いやすい部分です。

CX-80のラゲッジルーム。3列目の背もたれを倒すだけでスペースを拡げられるCX-80のラゲッジルーム。3列目の背もたれを倒すだけでスペースを拡げられる(広報写真)