エスカレーター校の経営偏差値#7Photo:DBenitostock/gettyimages

少子化の加速で学校淘汰が進む時代、受験校選びでは名門校の看板や「入試偏差値」だけでなく、経営状況にも目を光らせる必要がある。そこでエスカレーター校を運営する全国233学校法人の経営偏差値を初算出した。特集『エスカレーター校の経営偏差値』の#7では、北海道・東北エリアにある10学校法人の経営偏差値ランキング、および各学校法人のポジションが一目で分かる経営偏差値一覧表を大公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

東北学院が独り勝ち
大半は生き残ることが難しい

 少子化と人口減少が深刻な北海道・東北エリアにおいて、エスカレーター校の経営を続けていくことは簡単ではない。そんなエリアで、大学の学部を新設し、定員規模を拡大しているのが東北学院大学だ。このエリアの私立エスカレーター校の経営を見ると、同大を擁する学校法人東北学院が独り勝ちしている。

 言い換えれば、東北学院以外の学校法人の大半は、このままだと生き残ることが難しい。

 ダイヤモンド編集部では、エスカレーター校を運営する全国233学校法人の「経営偏差値」を初算出した。学校淘汰時代、学校関係者はもちろん、受験生やその家族も受験校選びにおいては経営について目を向ける必要があるからだ。

 次ページでは、233学校法人のうち、北海道・東北エリアにある10学校法人の経営偏差値ランキング、および各学校法人のポジションが一目で分かる経営偏差値一覧表を大公開する。東北学院に続く2番手はどこか。