エスカレーター校の経営偏差値#3Photo:DBenitostock/gettyimages

少子化の加速で学校淘汰が進む時代、受験校選びでは名門校の看板や「入試偏差値」だけでなく、経営状況にも目を光らせる必要がある。そこでエスカレーター校を運営する全国233学校法人の「経営偏差値」を初算出した。特集『エスカレーター校の経営偏差値』の#3では、関東エリアにある100学校法人の経営偏差値ランキング、および各学校法人のポジションが一目で分かる経営偏差値一覧表を大公開する。洗足学園と女子美術大学は、首都圏の難関私立大学「MARCH」に劣らぬ力強さを放っている。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

洗足学園と女子美術大学は
MARCHに劣らぬ経営偏差値

 首都圏において、最難関私立大学群「早慶」(早稲田大学、慶應義塾大学)あるいは難関私立大学群「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)を擁するエスカレーター校は、明らかな勝ち組である。

 ダイヤモンド編集部では、エスカレーター校を運営する全国233学校法人の「経営偏差値」を初算出した。学校淘汰時代、学校関係者はもちろん、受験生やその家族も受験校選びで経営について目を向ける必要があるからだ。

 この経営偏差値でも、早慶、MARCHは高い数値をたたき出した。しかし意外なことに、MARCHの一部よりも上位に洗足学園と女子美術大学がランクイン。全国にとどろく大看板を上回ってみせた。

 次ページでは、233学校法人のうち、関東エリアにある100学校法人の経営偏差値ランキング、および各学校法人のポジションが一目で分かる経営偏差値一覧表を大公開する。洗足学園と女子美術大学は何位か。なぜこの2学校法人は強いのか。