【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

「書く」だけでは理解できているとは限らない
子どもたちが「書く」で勉強していると、親としては、「よしよし、ちゃんと勉強しているな」と安心するでしょう。
でも、意味や読みがわからなくても「書く」ことはできるので、書いているだけでは理解している保証がありません。記憶に結びついている保証もないのです。
「写経」が示す、書くことの本質
中高年になると、ストレス緩和や心の安定のために、仏教の経を紙に書き写す「写経」に励む人もいます。
写経の対象として人気が高いのは、なんといっても『般若心経』です。これは大乗仏教の教義をコンパクトにまとめた経典の1つです。
理解や記憶が目的ではない
写経の目的はあくまでストレスを和らげたり、ざわざわした心を鎮めたりすることであり、『般若心経』のような経の真意に触れたり、それを覚えたりすることは直接の目的ではありません。
極端なことを言えば、子どもの塗り絵のように、お手本さえあれば、その内容を理解したり、覚えたりしなくても書き写せます。
理解が深まるとは限らない理由
そう考えると、教科書や参考書の内容をただ書き写すだけで、その内容の理解が深まり、記憶をたしかにできるという保証はないことをご理解いただけるはずです。
極論を言うなら、アラビア文字でもハングルでも、見本さえあれば、塗り絵や写経の感覚で書き写せますよね。それだけで、アラビア語や韓国語を理解できたとは、到底言えません。
「書いて覚える」の落とし穴
それほどまでに「書いて覚える」というのは、本当に理解できているかどうかをチェックしにくい、“落とし穴的な勉強法”なのです。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。