東京国立博物館の回答

・写真撮影の許可と利用規定に関して
特別展「はにわ」では、基本的に写真撮影が許可されていた。撮影した写真の複製配布や商業利用は禁止されているが、個人利用の範囲内であれば、家族や親しい知人に写真を分けることは問題ない。

・写真を基にした模型の作成と配布
撮影した写真を参考にして個人的に小さな模型を作成することは許可されている。そのような立体物の複製に関する規定は(少なくとも今のところは)ないため。
3Dプリンターで作成した模型を友人に配布することも、商業目的でなければ問題ない。もちろん、「東京国立博物館が監修した」などの説明は不可だが、そもそも今回のような模型は精密ではなく簡易的なものであるため、まったく問題はない。

 しかも最後には、「東京国立博物館には公式の写真アーカイブがある。他の博物館から借りた埴輪に関しては含まれていないが、それを使って模型を作ったら良いのでは?」とまで提案されたのである。したがって、博物館や美術館の撮影可能展示物を写真に撮って、生成AIによるミニチュアをつくることは“デジタル万引き”には当たらないといえる。

東京国立博物館に問い合わせたところ、「博物館や美術館の撮影可能展示物を写真に撮って、生成AIによるミニチュアをつくることは”デジタル万引き”にはあたらない」という見解だった(画像は生成AIで作成)東京国立博物館に問い合わせたところ、「博物館や美術館の撮影可能展示物を写真に撮って、生成AIによるミニチュアをつくることは“デジタル万引き”にはあたらない」という見解だった(画像は生成AIで作成)